M13後のスタンダード環境に向けた、
自分の思考整理用のメモです。

7/1のGPTで負け散らかして、GWビートについて改めて考えてみました。

■問題提起
GWビートで勝てなくなっているが、その理由は?

■結論
ぶっちゃけて纏めてしまえば、「メタに適合できていない」に尽きると考えています。
この結論に至った理由は順を追って以下に書きます。

結構長くなりそうなんで、回りくどいとは思いますが
石を投げないでいただけるとありがたいです。

▼GWビートで勝てなくなったのはなぜか
自分で言うのもなんですが、5/4のAVR発売~6月中旬くらいまでは
このデッキで結構コンスタントに勝てていましたし、
人数が少なかったとはいえGAME DAYでも優勝できました。
(シングルエリミネーション込みで7回戦6-1でした。)

それが、6月下旬~7月頭にかけての戦績は
BYE込みで2-6の《ジャングルの障壁/Jungle Barrier(APC)》とひどい状況でした。

勝てなくなった理由として、主に以下の3点と考えています。
1.《修復の天使/Restoration Angel(AVR)》の蔓延
2.マナクリーチャーへのヘイトの上昇
3.単純なカードパワーの差

▼勝てなくなった理由の掘り下げ
上で挙げた「勝てなくなった主な理由」について掘り下げてみます。

1.《修復の天使/Restoration Angel(AVR)》の蔓延 について
現在のスタンダード環境のトップメタはだれがどう見てもUWデルバーです。
それの下に、ナヤ・GRステロ・ゾンビが存在すると認識しています。

そして《修復の天使/Restoration Angel(AVR)》は大トップであるデルバーと
流行であるナヤ系のデッキに大体3~4枚搭載されている状況となります。
むしろ今現在では必須パーツの枠ではないでしょうか。

これだけ天使が流行る事で、自然と天使への対策がユーザー間に広まっていきます。
(具体例として、《焼却/Combust(M12)》や《四肢切断/Dismember(NPH)》、
《押し潰す蔦/Crushing Vines(DKA)》等)

そのため、天使へのケアがされている状態となりますし、
流行に対する意識は除去を打つタイミングなど、プレイングにも明確に表れます。

また、天使のオプションとして、デルバーやナヤに接合者が
採用されている(パターンがある)ことも非常に大きな点になります。

ここでGWビートの話に戻りますが、
このデッキは主な軸の一つとして、マナクリ>接合者>天使の
ラインを据えていますので、天使本体や
天使の強力なオプションである接合者へのケアの影響を直に受けることとなります。

そのため、ほぼメタ外に位置するはずのGWビートですが、
デッキの軸に据えている接合者>天使のラインのため、
自然に対処されてしまうケースが多くなっております。


2.マナクリーチャーへのヘイトの上昇
特にここ最近感じることですが、マナクリーチャーに対する
対応が非常に素早くなっていると思います。
具体的に、1T目のマナクリの返しに除去されることが多く、
各デッキに入っている除去も《はらわた撃ち/Gut Shot(NPH)》や
《悲劇的な過ち/Tragic Slip(DKA)》など、
軽さを重視したものが採用されていると思っています。
そのため、マナクリから素早く生物を展開し、テンポを取るのが中々難しくなっています。

これはメタデッキとしてナヤ/ステロイドが隆盛しているためと考えています。
実際、WMCQ名古屋の優勝デッキでは《はらわた撃ち/Gut Shot(NPH)》が4枚と、
マナクリや接合者本体(及びデルバー)にかなり意識を割いているように見えます。

GWビートは基本的に、マナクリからテンポよく展開する事が強みのデッキなため、
現環境のマナクリへのヘイトが高いことが大きな逆風となっています。


3.単純なカードパワーの差
3は1・2と毛色が変わります。
マナクリ/接合者/天使と、ナヤと構成パーツが似ている部分が結構多いですが、
なぜナヤは勝てるのにGWは勝てないのかといった点。

その理由は、赤を加えたことによるカードパワーの大幅な向上だと思います。
GWの純正2色では使えないパワーカードとして、主に以下の3枚が挙がります。

・クソゲー製造機と名高い《忌むべき者のかがり火/Bonfire of the Damned(AVR)》

・ボードの制圧力が高く、フィニッシャーも除去も壁役もライフゲインもできる
 《高原の狩りの達人/Huntmaster of the Fells(DKA)》

・PWだろうがなんだろうがパクれる《士気溢れる徴集兵/Zealous Conscripts(AVR)》

強い盤面は異なりますが、さすがに上3枚のパワーカードに
《刃砦の英雄/Hero of Bladehold(MBS)》だけで立ち向かうのは無理というもの。
対応力が違いすぎるうえ、下2枚の天使との相性の高さが半端じゃありません。

また、白英雄は出した返しに天使対策で入っている
焼却や四肢切断を食らうと何も仕事ができていない状態になるのも
大きなマイナス要素です。
(白英雄が勝る点といえば、《倦怠の宝珠/Torpor Orb(NPH)》に
引っかからない点くらいでしょうか。)

ナヤとの比較になりましたが、3についてはこんな所です。

▼総括
上記の点を踏まえ、勝てた理由・勝てなくなった理由を纏めてみました。

○勝てた理由
・修復の天使+刃の接合者が流行っていなかったため、
 ケアや対応がされにくく、その間に押し切れた。

・マナクリのヘイトが今よりも低かったため、
 デッキのやりたい動きができることが多かった。

○勝てなくなった理由
・天使がメタゲーム上に大量に姿を現したため、
 天使に対する対応方法がプレイヤー間で広まった。

・マナクリに対するヘイトが増加し、
 デッキのやりたい動きが非常にやりにくくなった。

以上より、「メタに適合できていない」との結論になりました。


……というか、勝ててたのがほぼ《修復の天使/Restoration Angel(AVR)》の
おかげだったんだから、そりゃ天使メタられりゃ勝てなくなるわ。



マジックへたくそなんで
いろいろ認識が間違っているところがありそう。

コメント

KNK
2012年7月29日23:56

リンクしました!
立川から徒歩は時間かかりましたね!

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